書籍紹介第二回目は、「まぐれ—投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか」です。
近頃の上昇相場でぼろ儲けしていて、この本を読んだことのない方に強くオススメします。

大谷選手が今年の開幕戦で活躍したのも、斉藤祐樹選手が去年の開幕戦で活躍したのも、まぐれです。(両選手が実力も持っていることは間違いないと思いますし、日本ハムファイターズに個人的な恨みはありません。念のため。)

 
株で何億儲ける方法みたいなタイトルの本が巷にあふれています。おそらく、近頃の上昇相場のせいでまた増殖するでしょうが、残念ながら彼らのほとんどはまぐれで勝っただけだと思います。運だけで何億も儲ける人が出てきても、確率論的には全く不思議ではなく、そのような人の話を真に受けるのは時間の無駄でしょう。


人は起きる可能性が低いことを無視しがちですし、失敗を忘れがちで成功体験を強調しがちです。(とくに、理論が大好きで、投資とは科学だと思っている投資家は怪しい)


まぐれに賭ける。


これは現在の私の投資理念の中核をなしています。

この “まぐれ” を起こすために、どのような行動をとるべきか、よく考え実行する力は “実力” だと思っています。今の私は、投資本やブロガーのみなさんの記事で日々勉強し、実力をつけているところです。


例えば最近購入した、スターフライヤー株ですが、これは四季報アナリストのまぐれに賭けています。来期利益が四季報予想通りになれば、今の株価のままだとPERが5倍台になってしまいます。今期予想PERは11倍ですから一年で倍になって当然のレベルです。しかし、予想発表後もたいした反応はありませんでしたので、投資家は四季報を当てにしていないということになります。増益は間違いないと思うが、その幅はよくわからない。そんなときは、少数派になることが重要です。

少数派になるということは、あたったときのリターンを大きくすることなのです。

あたればでかいけど、外れても増益は増益で、現状を下回ることはなさそうなので安心です。(安心できるかどうかは個人の感覚次第なので突っ込まないでください)
このような安心できる銘柄を選ぶことは実力でできますが、本当に儲かるかどうかは運によるところが非常に大きいと思います。


この本は、投資に限らず、仕事における成功や、人生そのものについても示唆を与えてくれます。
さらに深く学びたい方には、巻末の参考文献集が非常に役立つはずですし、上手くいって調子に乗りそうなときに、定期的に読み返すことで、自分を取り戻すことができます。
つまり、常に手元に置いておくのにオススメの良書です。