社全体の便数は、2012年度の23便から2013年度は33便と大幅な増加となります。規模が圧倒的に大きいJALやANAが10便増便するのとは訳が違う、まさに異次元の増加幅です。したがって近頃は、増便に向けて機材導入、人材トレーニング等の経費が先行して必要なために、利益が圧縮されている状態です。

不幸なことに、急速に進んだ円安のため、機材コスト、燃料コストの増加があり、2013年3月期決算は非常に厳しいものとなりました。


スターフライヤーへの投資はやめたほうがよいのか…


よく考えましたが、継続保有する決断をしましたので、その理由を書きたいと思います。(長い記事です。興味ある方のみ続きをご覧下さい)


同社は5/10の決算発表に合わせて中期経営戦略を発表していますので、それをもとに落ち着いて投資判断をしてみます。


それによると、2015年3月期の目標は、

営業収入 37,200百万円
売上高営業利益率5.1%
当期純利益 1,700百万円
自己資本比率29.4%

などとなっています。これらの目標数値は、一年前に発表された中期経営戦略によると、

営業収入 42,300百万円
売上高営業利益率7.7%
当期純利益 2,000百万円
自己資本比率 34.4%

となっていました。
全部下方修正されています!


この事実から考えて、今回策定された目標も未達に終わるものとして考え、かなり割り引いて評価する必要がありそうです。


以上をふまえ、まずは2015年3月期決算発表がされるであろう2年後の、2015年5月10日頃の株価を予想します。まずは、会社計画を鵜呑みにして計算します。すでに述べたように、会社計画値は

純利益 1,700百万円

発行済株式は2.86百万株なので
今後2年で増資をしないとすると、(発着枠はしばらく増える見込みないのでしないと思います)

1株当たり純利益は

1700 ÷ 2.86 = 594円となります。

PERは成長株としては控えめな10〜15倍と予想します。そうすると2年後の株価は

PER10倍であれば 5,944円
PER15倍であれば   8,926円

ということがわかります。私はこの春に平均買付単価2,382円で同社の株を取得しましたので、今後2年間の損益は

PER10倍であれば   +150%   (2.50倍)
PER15倍であれば   +274%   (3.74倍)

これを年率リターンに換算します。(例えば2年で2.5倍なら、1年あたり2.5^0.5=1.58倍ですね)

PER10倍であれば   +58%   (1.58倍)
PER15倍であれば   +93%   (1.93倍)

思ったよりすごいリターンでした。最近の上昇相場で感覚が麻痺しかけていますが、私には年率15%もあれば十分満足です。

でも最初に述べたようにこの目標を達成するのは容易ではないと思われます。このままでは捕らぬ狸の皮算用となってしまいますので、どのくらいの目標未達ならば投資する価値があるかを考えてみます。

上と同じ計算を、純利益を100百万円ごとに変化させて、年率リターンがどのように変化するのかシミュレーションしてみました。表計算ソフトがあれば簡単にできますね。

結果をグラフに示すと次のようになります。元ファイルはこちら
02)
















仮に目標未達で純利益が1,000百万円となってしまっても、低く見積もったPER10倍のケースで年率25%ほどのリターンとなります。


長くなりましたが、まだまだ私の求めるリターンの水準を上回る可能性が非常に高いと考えられますので、継続保有することにします。

さらに不幸なことに純利益500百万円くらいしか達成できなければ、リターンがマイナスとなり損することにはなりますが、そこまで採算が厳しければ筆頭株主のANAが介入してなんとかするということも考えられますので、あまり心配はしていません。