第7回目にして2014年最初の書籍紹介は、ピーターリンチの株で勝つ[新版] -アマの知恵でプロを出し抜け- (原題ONE UP ON WALL STREAT Millenium Edition) です。

株式投資を始めた頃の原点に帰るためによく読み返す一冊となっています。



「典型的なアマチュア投資家が典型的なプロのファンドマネージャーに対して優位性を持っていることについて、私の確信はいささかも揺るいでいない」 by Peter Lynch
 
と言う言葉がありますが、この確信とは何なのかをこの本を読むことで学ぶことができます。 


  • 対象読者
     
今までに投資本を読んで内容が理解できず挫折してしまった経験のある人には特にオススメします。文章は非常に読みやすく、難しい用語も出てきません。日常の言葉で例えてくれるので、投資初心者でもスラスラ読めることでしょう。

世の中には難しい用語や数式ばかり並んだ投資本もたくさんあり、それはそれで役に立つことが多いですが、これから株式投資を始めようという人が読んで挫折してしまうとしたらもったいないことです。


そもそも、"個人投資家"が株式投資で資産形成するのに、難しい知識やテクニックはいらない。


と、私は思います。この本を定期的に読み返して、自分がその銘柄で儲かると思ったストーリーは何だったかを思い出すことで、大きな失敗を避けることができると信じています。したがって、株式投資初級者から上級者まで、どんな読者も読んで損することはないはずです。


  • お気に入りの部分

第8章では、投資対象の選別に当たって最も重要な13項目について述べられています。 その第1の項目が特に印象に残っています。それは、

(1) 面白みのない、または馬鹿げている社名

です。実力の割に期待されていない会社を見つけるための第一歩として、これが一番わかりやすい方法です。これを意識して銘柄を選べば、実力以上に将来を期待されている銘柄を勝ってしまう確率をかなり下げられるのではないでしょうか。


  • 私の投資手法との関係

私の現在の保有銘柄のすべてがピーターリンチ的な視点から考えて購入を決めたものであるというわけではありません。(バフェットの本もよく読みますし)

しかし、ピーターリンチの挙げる13の項目は銘柄選定において非常に重要なチェックポイントですので、今後新規銘柄を購入したときに残り12の項目についても紹介していきたいと思います。

株で儲けるには、安く勝って高く売ればいいだけのことで、そうするためには何に注意すればいいかについてこの本はわかりやすい言葉で説明してくれており、いつの時代にも通用するアドバイスばかりです。基本を大切にし、2014年もいい年にしたいものです。