今日は、「億万長者をめざす バフェットの銘柄選択術」を紹介したいと思います。

書籍紹介は今回で第8回目で、バフェット本の紹介をするのは初めてです。


  • 他の投資本との違い

メアリー・バフェット、デビット・クラーク著の "The Buffettology Workbook" を翻訳したものです。Buffettology(バフェットの投資学)がワークブック形式でまとめられており、 銘柄選択術を学びながら実行できる、非常に実践的な本となっています。

各章の最後には、自習問題というものがついており、その章で学んだバフェットの投資術を練習することができます。ただ読むだけ(インプットするだけ)のほとんどの投資本と違い、問題に答える(アウトプットを出す)ことで、本当に自分が内容を理解したかすぐに試すことができ、よく内容が練られています。世にあふれる何が言いたいのかわからないバフェット本とは一線を画す貴重な存在だと思います。


例えば、「第13章 バフェットが高ROE企業を好む理由」での自習問題には、

ROEの高さは、投資に対する収益率にどのような影響をもたらすか。

という問いがあります。個人投資家で、はっきり具体的数字をつかって説明できる人がどれほどいるでしょうか。

答えを理解するため、この章を繰り返し読んだ結果、私の投資法は最近ますますROEの高さを重視するものに変わってきています。


  • 読むのをお勧めしたい人


「そこそこの事業を素晴らしい値段で買うよりも、素晴らしい会社をそこそこの値段で買いたい」
というバフェットの言葉があります。

これを聞いて、なるほど!と思えた人はなかなかのセンスの持ち主です。そうとわかってても素晴らしい会社とやらを選ぶには一体どうすればいいんだ!と思った人に読むことをお勧めしたいです。


  • すごいところ

この本のすごいところは、読者に銘柄選択術を学ばせながら、資本主義経済において本当に優れた企業とはどのようなものかを暴いていくところだと思います。

どんなビジネスが素晴らしいビジネスなのかということがわかるようになる、という意味では、投資家だけでなく、企業の経営戦略、企画部等で仕事をしているサラリーマンが読んでも、気づかされることが多いのではないかと思います。

サラリーマンとしていま私が関わっている仕事は、株主にとって真の価値を持つ事業なのだろうか、と自問自答したら、自分の会社の経営陣を見る目が変わってしまいました。


バフェットは投資家として素晴らしいだけでなく、経営者としての能力もずば抜けたものを持っているみたいです。