四半期決算が出そろい、四季報夏号が発売したこのタイミングで、恒例のポートフォリオ診断を行い、保有株の状況を整理してみたいと思います。前回(2015年3月4日)のポートフォリオ診断はこちら


24 PM


なお、予想PERは会社予想に基づいて計算します。6/12時点の保有株の加重平均予想PERは、9.91倍となっており、前回の9.48倍から上昇しました。また、保有株全体の実績PBRを計算し、PBR÷PERからROEを求めると、20.2%(前回は20.4%)となります。

高ROE株への投資で成功するカギは、高いROEを維持し続ける株を見抜くことにあると思います。ここで算出するポートフォリオ全体のROEが大きく変動することなく、高い水準を保つことができれば、それがそのまま投資に対するリターンとなるでしょう。

と前々回のポートフォリオ診断時に述べましたが、今後も20%前後を維持できるよう、場合によっては銘柄入れ替えを検討したいと思っています。


では、保有する5銘柄について、評価額の高い順に投資スタンスを再確認していきます。
 
  • 第1位 まんだらけ @679円×4,200株
  • 予想PER 6.35倍 (前回3/4時点 6.91倍)
     
この銘柄の市場からの評価が、私の2015年の投資パフォーマンスを左右すると思っています。

前々回書きましたがこの気持ちは変わっていません。気づけばポートフォリオ1位になっていましたが、よほどの変態でない限りこの銘柄を1位に据えることはないでしょう。このまままんだらけが動かなければ今年のパフォーマンスはマイナスかも知れませんが仕方ないことです。


何を考えているのかと思われるかもしれませんが、「ピーターリンチの株で勝つ」で有名な投資対象の選別に当たって最も重要な13項目にいくつも当てはまっていることが自信をもって投資している理由となっています。

(1)面白みのない、または馬鹿げている社名
(2)変わり映えのしない業容
(3)感心しない業種
(5)機関投資家が保有せず、アナリストがフォローしない会社
(6)悪い噂の出ている会社
(7)気の滅入る会社
(8)無成長産業であること
(9)ニッチ産業であること
(11)テクノロジーを使う側であること

以上のように13項目中9項目が当てはまると考えており、個人的には大変満足しています。なぜこれらの項目に当てはまると素晴らしい株と言えるのか疑問に思われる方は、「ピーターリンチの株で勝つ」を是非お読みください。



  • 第2位 グランディーズ @1,022円×2,700株
  • 予想PER 6.96倍 (前回3/4時点 9.13倍)

32 PM
(画像は株式会社グランディーズのホームページより)


5期連続増益中で、今期も一応増益予想となっていますが、宮崎の出遅れは深刻だと思っています。四季報夏号では他でカバーできるようなことが書かれていましたが、信用できません。近いうちに松山に事業所を出すことが確実視されていますので、そこでは宮崎での失敗の経験を生かしてスムーズに立ち上げてほしいところです。大分市と松山市は都市の規模が近いので宮崎より上手くいくといいのですが。

昨年マザーズに上場して増資をした段階で客観的に判断できていれば、2000円くらいで売り抜けて大儲けできたわけですが、そんなに上手いこと立ち回れないのが人間というものだと実感するいい機会でした。

過ぎたことは仕方ないので、増資のおかげで得た潤沢なキャッシュの使い道に期待するしかありません。でも、何に使うんだろうかと思っていたら最新の決算短信で1億円ほど定期預金(?)が増えています。そんな使い道しかないなら、あの公募増資は何だったのかと思わないわけでもないですが、経営のプロである社長にお任せして少し様子を見たいです。


豊富な現金及び同等物を使って事業規模拡大のスピードアップをするのか、株主還元を始めるのか、大きな変化が起きるときは近いとみています。



  • 第3位 エスクリ @1,141円×800株
  • 予想PER 11.26倍 (初登場)

初登場で3位となったのはエスクリです。2015年5月末時点での個人投資家ポートフォリオランキングにおいて、1位を獲得するなど個人投資家に人気の銘柄です。そんな銘柄を買うのには勇気がいりましたが、低いPSRと高い売上高成長率に魅力を感じ保有しています。

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上の記事では、数字の根拠がなかったためか批判されてしまいましたのでここで少し踏み込んで説明します。


ブライダル業界は激しい価格競争になりにくいのが、2018年も今と同水準以上の利益率を確保できると確信している理由です。一生に一度しか経験しないかも知れない結婚式ですから、費用をケチらない人も多くいると考えますし、金は払うから準備に手間をかけたくない(その分プロデュースする側の取り分が大きくなる)という人もけっこういると思います。私もいろんな業者と何回も打ち合わせするのは嫌ですから、同社のように少し高くてもその分楽なタイプの結婚式はありがたいです。(私は未婚です) 


またこの業界は、まだまだシェアの小さい、新興の企業の方がむしろ有利なのではないかと思っています。結婚適齢期の私自身、友人の結婚式に出席する機会が多いですが、みなさん人と被らない、「オリジナル感」を出したがってるなと感じることがしばしばあります。今風の施設(?)をガンガン建てて、独自の演出をやることができれば、人と被らない結婚式を挙げたいという願望を満たせますから、新興勢力がよりシェアの大きな企業と互角以上に渡り合えるんではなかろうかと思っています。というか施設が新しいだけで少なくとも式場だけは他の人と被りにくいわけで、勝手に人気がでますから、新興勢力がある程度のシェアを奪うのは自明なんだろうと思います。そういうわけかこの業界にはガリバーが存在しません。


真新しさがなくなってきて「オリジナル感」が薄れ始めたり、出店余地が少なくなって自社の施設同士で食い合いが始まるような事態になれば、すぐに逃げないといけないなとは思っています。が、先行企業の規模からして、同社も400億円規模までは難なく到達するはずです。というのが2018年の売上高400億円は可能と判断した理由です。



  • 第4位 日本コンセプト @3,215円×500株
  • 予想PER 11.27倍 (前回3/4時点 8.99倍)

最近絶好調で、6/12に発売された四季報夏号では、利益予想が増額されています。2015年12月期の経常利益が春号18億円→夏号19億円。(会社予想は18.77億円)


鹿島や千葉で新拠点を物色中とのことで、国内だけでもまだまだ成長余地があると考えます。同社は国内で唯一のタンクコンテナ輸送専業の上場企業です。新規参入しようと考える人がいないだけなのか、実際に参入障壁が高いのか知りませんが、タンクコンテナの稼働率が高い水準で張り付いていることと、タンクコンテナの保有数増加が利益を圧迫しない構造となっていることを考えると、今の圧倒的に高い利益率がすぐに下がることは考えにくいです。

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国内の石油化学産業は縮小しており、斜陽産業というイメージがあるのがこの銘柄を安く買うことができた理由かもしれません。実際にはタンクコンテナによる化学品の輸送自体は従来のドラム缶による輸送を置き換える形で増えているらしいです。



  • 第5位 トラスト・テック @1,984円×600株
  • 予想PER 19.7倍 (前回11/24時点 17.6倍)

ブログ開始より保有している唯一の銘柄で、以下のように述べた前回からスタンスは変わっていません。

 
出口戦略を考えた時期もありましたが、四半期決算説明資料の中期計画を見て考えを改めました。2017年に経常利益50億円を目指すとのこと、まだしばらくはEPSが伸びる計画のようなので社長を信じて保有を継続します。前期の経常利益は13億円でしたから3年で4倍ということになります。株価もここから4倍になればテンバガー(十倍株)達成は余裕です。


私の保有株にしてはPERが高く、20倍に迫ろうとしていますが、成長率も20%くらいである限り割高とは思えません。それでもあまりに過熱してきたら、グランディーズみたいになってしまう前に手放したほうがいいのでしょうが、多分できないでしょう。テンバガーを達成してみたいという余計な欲に勝つ自信があまりありません。


以上でポートフォリオ診断は終わりです。月曜からの四季報相場が楽しみです。