株でサラリーマン卒業

株価の動きに惑わされない投資法とは

グランディーズ

グランディーズに再参入

昨日の記事で、ある銘柄を信用買いしたと書きましたが、その銘柄はかつての保有株グランディーズでした。


平均取得単価848円で900株買い建てしています。本当はもっと買いたかったのですが、すぐに上がってしまったので諦めました。


グランディーズは長く保有していたので、今でもたまに株価やホームページをチェックしていました。売りが枯れきったと判断しての再参入です。


今日は+32円(+3.77%)の880円まで上昇し、幸先のいいスタートとなりました。


同社は現金等の流動性資産をたっぷりため込んでおり、PBRは1倍程度です。現在の株主が、現金を持つよりマシだと思って保有しているのか、将来の成長に賭けているのか、それはわかりませんが、今の株価水準なら損する可能性はとても低いと思っています。流動性が低いので売りたくても売れない事態になるかも知れませんが。


グランディーズを売ってシンプロメンテを買った理由

グランディーズを売った理由

銘柄概要

大分、別府が地盤の不動産会社。低価格の建売住宅を軸に、投資用と分譲マンションも手掛ける
(会社四季報夏号より)
売却時の各種指標
予想PER 10倍
実績PBR 1.3倍
予想PSR 0.81倍

業績予想下方修正により、予想PERが7倍から10倍に増加。

過去5年間のバランスシートの推移は以下の通り。(Valuation Marrixより。このサービスおすすめです。)


3261グランディーズ_BS_2010-2014

2014年に増資によって株主資本が大幅に増加しました。大分では、土地を仕入れられなくて、売るものが少ないようです。宮崎では、明らかに売れていないため、長期在庫が発生しています。結局、資産の増加分はほとんど現金のままで活用できていません。


利益率分析

グランディーズを売った理由は、利益率を保ったまま成長するのが困難だと確信できた、ただそれだけです。高い利益率を生み出す源泉となっている建売住宅が、事実として売れていない以上、利益率の維持は望めません。楽観的になり過ぎで、それに気づくのが遅れてしまったのは大きな失敗です。長期的に、間違いなく利益率は下がっていくと思います。


財務健全性が高く、保守的で、無理に規模を拡大して赤字に陥るという失敗もしそうにないので、投資先として必ずしも悪いとは思いませんが、私には合わなくなってしまったので、売却しました。私が探している、スーパー株式(ケン・フィッシャーの定義によれば年平均15%以上のリターンをもたらす株)を見つけることはできなかったようです。


以下に述べるように相対的にシンプロメンテのほうが魅力的で、乗り換えた方がいいと判断しました。


シンプロメンテを買った理由

銘柄概要

店舗メンテ専業。居酒屋、回転ずしなど外食チェーン向け主体。全国のメンテ業者ネットを構築
(会社四季報夏号より)
購入時の各種指標
予想PER 20倍
実績PBR 2.2倍
予想PSR 0.33倍

PERは高いが、EPS成長率は20%くらいあると考えられる。PSRが極端に低い。利益率改善によって爆発的な株価上昇の可能性がある。

過去5年間のバランスシートの推移は以下の通り。 
 

6086シンプロメンテ_BS_2011-2015


利益率分析


シンプロメンテはいいと思います

と以前書いていますが、そのころはPERの高さを問題視していました。その後、PSRという指標を使うようになったことで、同社が秘めている(と勝手に思っている)爆発力に気がつき虎視眈々と狙っていました。

同社の売上と営業利益の推移です。売上は伸びていますが、利益に安定感がありません。()は営業利益率です。

6086 シンプロメンテ

13年2月期 3,676百万円 185百万円 (5.03%)
14年2月期 4,307百万円 104百万円 (2.41%)
15年2月期予想 4,550百万円 160百万円 (3.52%)


一方、ライバルである三機サービスの売上高と営業利益の前期実績を見てみます。

6044 三機サービス

13年5月期 5,419百万円 144百万円 (2.66%)
14年5月期 5,481百万円 295百万円 (5.38%)
15年5月期 5,897百万円 366百万円 (6.21%)

シンプロメンテが規模で追つきつつあります。シンプロメンテの利益率がいい年は、三機サービスの利益率が悪化しており、逆に、三機サービスの利益率が高い年はシンプロメンテの利益率が下がっています。


実は限られた利益を奪い合って消耗しているわけではなく、両社の成績を足して両社を一つの会社とみると、

13年 9,095百万円 329百万円 (3.62%)
14年 9,788百万円 399百万円 (4.08%)
15年 10,447百万円 526百万円 (5.03%)
16年予想 11,150百万円 600百万円 (5.38%)

と安定して成長しており、営業利益率も安定して上昇していることに気がつきました。


今は両社で差がある利益率ですが、"平均への回帰"により、長期的には同じような数値に落ち着くと考えており、シンプロメンテもあと数年で営業利益率6%、純利益率3.5%くらいは無理なく達成可能と考えています。そうなればPSR0.75倍(PERでいうと21倍)で評価されても不自然ではないと考えます。


今PSRがたったの0.33倍しかないので、売上高が伸びなかったとしてもPSR0.75倍なら株価は2.3倍です。将来の利益率が予想より上ブレして純利益率5%だったとすると、PSR1倍(PER20倍に相当)だってあり得ます。それなら株価は3倍です。

売上高の伸び分も考慮すると十分スーパー株式になる芽はあるんじゃないかと思います。

まとめ

  • 今後、グランディーズの利益率は下がる。シンプロメンテの利益率は上がる。
  • シンプロメンテ株がスーパー株式である可能性は決して高くはないがある。でもグランディーズ株はスーパー株式でないと確信した。

そんなに上手くいくわけないと思われたかもしれませんが、そんなに上手くいくわけないと自分でも思っています。私がやろうとしていることを、タレブさんが語っています。
稀な事象はめったに起きないけれど、その分、実際に起きればとても儲かる。私はできるだけめったなことでは儲からないように努めている。


グランディーズから撤退!

今年に入り株価が下がり続け、私の投資パフォーマンスを低迷させていたグランディーズですが、本日全て売却し撤退しました。理由はもちろん、先週金曜日に発表された業績の下方修正です。主力商品が売れない中、新商品の投入や人材の確保・育成が上手くいっておらず、これまでと同様のペースで成長を続けるのは非常に難しいと感じました。


特定口座分2,400株を平均1,033円で売却し、-29,000円ほどの損失確定。
NISA口座分300株を1,020円で売却し、+35,400円の利益確定。

株価3桁は間違いないと思いつつ寄り付きで大部分を処分したのですが、思いのほか高く売れてよかったです。

合計ではギリギリプラスでしたが、二年も保有していたことを考えるとかなり大きな損失です。去年の夏はこの銘柄だけで含み益が300万円以上あっただけに、とてももったいないことをしたなと反省しています。


業績の下方修正を受けてすぐに行動に出たのは、
低PERの銘柄は業績予想が修正されても株価が反応しにくい

という説が頭の中にあったからです。すぐには反応しないだけであり、やがてズルズルと株価は下がっていくと考えます。


やはり弐億貯男先生がおっしゃるように、出来高の少ないマイナー銘柄に大きく賭けるのはやめておいた方が賢明でした。。。また今度撤退した理由をもう少し詳しく書けたらと思います。

参考記事

—サラリーマンが株式投資でセミリタイアを目指してみました。 2012-11-27 株式取引で大損しない為に。



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